トピックス

スポーツ本REVIEW

12の問いから始める オリンピック・パラリンピック研究|スポーツ本Review

子どもたちは学校で、「オリンピックってなに?」という課題を与えられて、考えてみよう、調べてみようとしています。この本は、小学校高学年から中学生に、オリンピックを考えるヒントと、何をどう調べたらよいかを教えてくれます。 12の問いから始める ...
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イギリス労働者スポーツ運動史|スポーツ本Review

新日本スポーツ連盟の前身、新日本体育連盟が結成されたのが1965年。その40年以上も前に「スポーツの母国」イギリスでは、労働者のためのスポーツ組織が誕生していた。それが、イギリス労働者スポーツ連盟であり、そこから別れた全国労働者スポーツ協会...
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評伝 孫 基禎 -スポーツは国境を越えて心をつなぐ|スポーツ本Review

2018年に開催された平昌オリンピック、スピードスケート競技女子500mで優勝した小平奈緒とオ3連覇を狙う李相花(イ・サンファ)の二人が、競技が終わってからお互いをリスペクトしあう姿から筆を起こし「オリンピック精神」とはどういうものかを説く...
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脳の働きをまもるウォーキングのすすめ|スポーツ本Review

今年2月、スポーツ庁は「スポーツの実施状況等に関する世論調査」で、「成人の週 1 日以上のスポーツ実施率は 55.1%(前年度 51.5%)へ向上した」と発表した。その実施したスポーツ種目の内訳をみると、ウォーキング( 散歩・ぶらぶら歩き・...
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五輪スタジアム「祭りの後」に何が残るのか|スポーツ本Review

「ホワイト・エレファント(白い象)」という英語がある。白い象は神聖な動物ではあるが役には立たずエサ代が高いことから、使い道がないのに高額な維持費がかかるもの、「無用の長物」とか「厄介者」と訳される。五輪施設、とくに五輪スタジアムは、往々にし...
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キング・チーム・独走|スポーツ本Review

堂場瞬一の小説に関心を持ったきっかけは、ある一冊の本の書評を見て「スポーツを題材にした小説ってどんな風に書かれているのかな?」と思い、図書館で探したことです。あるわ、あるわ、本棚の一角に推理小説からスポーツ小説まで同氏の小説がおよそ50冊を...
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変容するスポーツ政策と対抗点―新自由主義国家とスポーツ|スポーツ本Review

現代日本のスポーツ政策を克明に分析した労作 スポーツ科学研究所の副所長山下高行氏を中心とした中堅・若手研究者による読み応えのある論集『変容するスポーツ政策と対抗点―新自由主義国家とスポーツ』が出版された。 「変容するスポーツ政策と対抗点―新...
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ホーム|スポーツ本Review

この小説は2020年東京オリンピック大会で開催されることになっていた「野球」に参加するアメリカ代表チームにフォーカスした波乱万丈の物語である。 ホーム堂場瞬一著、集英社(2020年6月)1,700円+税 主人公は日本プロ野球から米大リーグに...
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ダブル・トライ|スポーツ本Review

スポーツ界での二刀流で話題となるのは、言わずと知れた米大リーグ・エンジェルズで活躍中の大谷翔平選手の投手と打者の二刀流を思い浮かべる人が多いと思います。しかし、この小説の主人公・神崎 真守(26才)は、何とラグビー、それも通常の15人制とは...
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アスリートの科学|スポーツ本Review

2020年7月に刊行された『アスリートの科学』の著者は、国立スポーツ科学センター(JISS)のセンター長・久木留毅氏です。スポーツ科学センターに隣接するナショナルトレーニングセンター(NTC)とともに、常に日本のトップアスリートとその環境を...
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ジョコビッチの生まれ変わる食事|スポーツ本Review

テニスの四大大会に20回以上も優勝したセルビア出身のテニスプレーヤー・ジョコビッチが、勝利の秘訣を語った本です。ジョコビッチは2010年までは、ナダルやフェデラーにつぐ3番目の選手でした。特に2010年の全豪オープン準々決勝では、試合中に倒...
スポトピ

進化型野球「ベースボール5(ファイブ)」とは?|SPORTS×TOPICS

最近、少人数でどこでも手軽にできるスポーツが色々考案されていますね。例えば若者に人気があるバスケットボールでは3on3、ラグビーでは本来15人制だったものが7人制に、サッカーでは5人の選手が競うフットサル、バレーボールでは二人の選手がアタッ...
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あの夏の正解|スポーツ本REVIEW

コロナ禍での甲子園に対する高校球児の想い コロナ禍の中で、2020年の全国高等学校野球選手権大会は春・夏とも中止となりました。 早見和真(著)新潮社 2021年3月 この本は、2018年、夏の甲子園大会で優勝した愛媛県代表・済美(さいび)高...
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アメリカ生まれの「スパイクボール」ってなんだ?|SPORTS×TOPICS

「スパイク」という言葉の響きからバレーボールと関係があるのかな?と想像される方もおいでになるかもしれません。まさしく、その想像通り。2対2で中央に直径2m大くらいのフラフープ状のネットを置いて、そのネットにボールをバウンドさせてラリーをする...
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ナチスによるベルリン五輪ともう一つの「人民オリンピック」|SPORTS×TOPICS

Author:Biblioteca Nacional de Espana by flicr 1936年に行われたベルリン五輪は、「ナチスのオリンピック」として知られています。開会を宣言したのは、ナチスの総統ヒットラーでした。大会に先立って、...
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「こむら返り」には漢方薬が効く|SPORTS×TOPICS

ふくらはぎに激痛が走る「こむら返り」を経験した人は多いことでしょう。ふくはぎを「こむら(腓)」と言い、ふくらはぎに起こることが多いので、「こむら返り」と言います。あるいは「足がつる」とも言います。 この「つる」症状は、足の裏や指、太腿など体...
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テニスボールはなぜ缶で売られているの?|SPORTS×TOPICS

テニスをやっている人なら「そんなのあたりまえじゃん!」と思われていることですが、テニスをやったことのない素人から見ると なぜ試合球のテニスボールは缶詰に入った状態で売られているの?  どうしてヘソ(空気穴)が無いの? ナンテいう素朴な疑問が...
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魔法界のゲームを球技にしたクィディッチ|SPORTS×TOPICS

「ハリーポッター」に出てくる魔法界のゲームを球技にしたのが、クィディッチです。魔法界では箒に乗って空を飛んでいたのですが、人間は飛べないので箒を股に挟んで、残る片手で球技をします。だから「男女混合の片手ハンドボール」と表現してみました。クア...
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スキージャンプは刑罰から始まった?|SPORTS×TOPICS

ジャンプ台の上から見る景色は恐怖です。あの急斜面を滑ってから空中を落ちていくのですから、そんな刑罰もありそうですが、事実ではありません。根拠のない噂が広がったのは10年余り前のことです。タレントの長嶋一茂が朝のテレビで語ったことがきっかけだ...
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大相撲で力士が撒く「塩」はどんな意味があるの?|SPORTS×TOPICS

大相撲には不思議な仕草が結構ありますね?四股を踏む所作、ぱちんと手を合わせ、両手を胸の前で広げる所作。前者は土の下に潜む邪悪なものを踏み潰す、後者は手には武器は何も持っていないということを相手に示すことをそれぞれ意味するとしています。それ以...
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ランニングマシンのルーツは、イギリスの拷問器具にあった!?|SPORTS×TOPICS

たいていのトレーニングジムなどには置いてあるランニングマシン。天候などに左右されず安定したランニング環境を提供してくれることから、ランナーには非常に重宝されるものであります。 ところでこのランニングマシン、実はもともとイギリスで使われていた...
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三段跳びはとんでもない誤解から生まれた?|SPORTS×TOPICS

数ある陸上競技のフィールド種目の中で「三段跳び」はどうして生まれたのか?ずーっと不思議に思っていましたが、先日図書館で借りた本で「スポーツを変えたテクノロジー」著者ステイーブ・へイク(訳)藤原多伽夫。白揚社出版(2020年10月10日第1版...
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リオ五輪の優美な卓球台|SPORTS×TOPICS

リオ五輪で使われた優美なデザインの卓球台を覚えていますか? 卓球台と言えば、床から垂直に立った鉄製の脚(移動用のキャスターがついたものもある)ですが、リオ五輪の卓球台は、厚いX型の木製の脚でした。 作ったのは三英という千葉県流山市にある会社...
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「甲子園の土」を持ち帰ったのはいつから?|SPORTS×TOPICS

球児が「甲子園の土」を持ち帰るのはいつ、だれが始めたかご存知ですか? 諸説ある中で1948年の全国高校野球選手権大会に小倉高(福岡)のエースとして出場し5試合すべてを完封し2連覇を達成した福嶋一雄さんがその人。 3連覇を狙った49年、準々決...
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人気スポーツを凝縮した競技「クロナム」|SPORTS×TOPICS

競技は4つのゴールが置かれた円形のコートで行われ、敵味方10人ずつで対戦、ボールのポゼッションからいずれかのゴールへシュートを狙い、得点数を競います。 2006年にアメリカで発案された競技『クロナム』。YouTubeなどで検索するとその動画...