静岡 大河ドラマの舞台家康の散歩道を歩く|ウォーキング日本縦断〈119〉

「ひろば」読者の皆さん、「どうする家康」は観ていますか?
観ている方は、ドラマがさらに楽しくなる、観てない方は大河を観たくなる魅力的なコースを紹介します。このコースは以前からありましたが、大河ドラマ館もオープンして観光客も増えてきています。

出発は浜松駅で遠州鉄道高架下を歩き、徳川秀忠公誕生の井戸へ向かいます。秀忠公誕生の時、産湯でこのあたりの井戸水が使われたという伝承をもとに作られた井戸です。秀忠公は天下人の中で唯一の浜松生まれです。

次に椿姫観音へ向かいます。ここは徳川との戦いで命を落としたお田鶴の方を憐れみ、母同士が義理の姉妹にあたる築山御前(家康公の正室)が塚の周りに100本の椿を植えたことからつけられました。

続いて元城町東照宮へ。ここはこの地にゆかりの秀吉公と家康公の像があり、出世運を授ける最強のパワースポットです。

昔の軽便鉄道跡の遊歩道を歩き、犀ヶ崖(さいががけ)資料館へ向かいます。この遊歩道は自転車と歩行者のみですのでゆっくりと歩くことができます。資料館は無料で三方ヶ原のビデオやジオラマも見られます。

同じ道を帰り、浜松城に向かいます。石垣は野面積み(のづらづみ)で戦国時代そのままに残っています。天守閣は昭和33年に建てられました。浜松城は公園にもなっていて、桜の名所でコロナ前は花見の宴会の定番でした。最後に徳川家の歴史と深く関わる五社神社をお参りして解散しました。6・3㎞で半日コースです。家康公の気持ちになり、一度歩いてみませんか?

「スポーツのひろば」2023年5月号より

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