高知城と坂本龍馬の街あるき|ウォーキング日本縦断〈3〉

土佐の「旬」をたのしむ

高知駅より徒歩で直進し、追手筋で右折すると前方に見えるのは高知城。途中の追手筋では、3百年以上の歴史がある日曜市が開かれています。毎週日曜日はここで、とれたて野菜や果物など、高知の旬が楽しめます。

日曜市を抜けると、ひろめ市場があり、かつおのタタキの実演を行なっていて「出来たて」を味わうことができます。ひろめ市場を過ぎると高知城の追手門があります。追手門と天守閣がそろって現存している城は珍しく、この城と弘前城、丸亀城の3つしかないとのこと。しかも、追手門前から天守閣を望めるのはここだけで、有名な撮影スポットにもなっています。

追手門を入ると板垣退助の銅像が迎えてくれます。石段を上がる途中、右方に「山内一豊の妻像」があります。石段を登りきると本丸があります(左方なので見逃しやすい)。懐徳館入場料(天守閣含む)は大人4百円です。天守閣からは、高知市街を見渡すことができます。

追手門を出て堀沿いに歩き、県庁前通りからの高知城をながめることができ、格好の撮影ポイントです。
県庁前の電車通りを右折し、550m歩くと、高知市上町1丁目上町病院の片隅にひっそりと「龍馬生誕地の碑」があります。

電車通りの裏側には「龍馬の生まれたまち記念館」があり、さらに進むと坂本龍馬が遊んだ鏡川があらわれます。龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日には、この生誕地近辺の商店街で「龍馬誕生祭」が行なわれています。大河ドラマ「龍馬伝」が放映され、たくさんの観光客が訪れましたが、今も根強い人気を誇っています。

「スポーツのひろば」2011年7・8月号より

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