2017年4月の杉並区議会の定例会で、永福南小学校跡地にビーチバレーボール用のコート建設が提案され、賛成多数で強行されました。
これは「2020東京五輪に向け機運を高める」という理由で、杉並区議会スポーツ振興議員連盟(自民、公明、未来、いのち平和、自民・無所属クラブなどの議員有志で結成)が要望したもの。2020東京五輪で実際に競技が行われるわけではなく、練習会場です。
ビーチバレーコートを整備しなければ、この跡地に保育園をつくって30名程度の保育定員枠を新たに確保することも可能でした。ところが、区は「砂場を使った運動は、高齢者の介護予防にも有効」などと説明し、この計画に固執しました。
2020東京五輪に向けて建設されるものは、開催後もスポーツ施設として有効に活用できるようにすることが、東京都オリパラ準備局がいう「レガシー」の基本的な考え方です。ビーチバレーコート整備予算は800万円です。私たちの税金は有効に使ってほしいですね。(東京都杉並区連盟・小林章子)