ソフトボールの球は結構硬い|SPORTS×TOPICS

ピッチャーが投げたボールをバッターが打ち返し、その打球を野手が捕って1塁へ送球。アウトかセーフか際どい判定…というスピーディーなイメージがあるソフトボール。

競技名から察するに「ボールはソフトなのかな?」と思いきや、実はそうではないようです。国際ソフトボール連盟は、よりスピード感のある試合を見せるためにルールを改定し、2002年から国際大会ではイエローボールが使用されています。

「革の部分が黄色で、縫い目の部分が赤色」という、このボールは、芯にポリウレタンで強度を増したコルクを使用。これにより、打球はより速く遠くに飛ぶようになっています。製造しているミズノ(株)によれば、「硬さだけで言えば、硬式野球のボールよりも上」とのこと。

日本では、2004年から女子1部リーグでイエローボールが取り入れられることになりましたが、このときに設定した基準が「従来の1・4倍の硬さ」だったらしいです。現在では、男女の日本リーグだけでなく、革ボール使用の全日本大会でもすべてイエローボールが使用されています(ジュニアや一般的なシニアの大会ではゴムボールを使用)。

ピッチャー-バッター間の距離が近いソフトボールは、トップレベルだと体感速度は時速160㎞以上になるとの話もありますし、ボールもこれだけ硬いとなると、「ソフト」な競技とは言えないですね。(ひろば編集部)

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