毎年年明けの箱根路を走り抜ける駅伝競走〝箱根大学駅伝?!知ってそうで知らないルールがあるかも?ちょっと調べてみました。
出場枠のルールってあるの?
原則、関東学生陸上競技連盟に加盟していることが条件。従って関東のローカル大会並みの扱いです。因みに出雲駅伝と全日本大学駅伝には日本学生陸上競技連盟すべての大学が参加可能。参加校はシード権(前年大会で10位以内)を得た大学10チーム+予選会を突破した大学10チーム+関東学生連合チーム1チームの合計21チーム。例外として100回大会(2024年)では予選会通過チームが2チーム増加したケースがあります。
タスキ受け渡しのルールは?
布製で長さ1m60~80㎝、幅6㎝が標準。タスキが繋げない場合繰り上げスタートとなりますが、このタスキは大会側で用意することになっています。しかし往路5区・復路10区では大学独自のタスキ利用はOK。なぜか? 出場校に敬意を払っての措置とか? 陸連も味なことをしてくれますね。
タスキの受け渡しは中継線(幅50㎜の白線)から進行方向20m区間での手渡しが原則。(トラックリレーのバトンゾーンではテークオーバーゾーンより手前10m以内なら可能)もし、中継点手前で投げ渡したら失格。実際に失格になったケースもあるそうです。受け取る側も中継点手前の走路に入ることはNG。そしてタスキを渡した走者は直ちにコース外に出なければならない、とあります。そう言えば中継点で必死の形相で倒れ込むランナーを担ぎ出す光景が見られますね。
規則では前走者がタスキを外すのは中継線手前400mから、次走者がタスキをかけるのは中継後200mまでがおおよその目安となっています。
タスキのかけ方は自由かな?
肩から斜めに脇の下に掛けなければいけません。そういえば殆どのランナーがタスキを受け取った後、キチンと肩からタスキをかけてランニングパンツの中にタスキの片方を挟み込んでいる姿を見ますよね! タスキの端に穴をあけ、もう一方の端に結び目を作って途中で抜け落ちないように工夫をしているそうですよ!
(「ひろば」副編集長・園川峰紀)
(参考資料:日本陸上競技連盟駅伝競走基準)