福岡県 遠州七窯の一つ 上野焼と方城温泉を巡る|ウォーキング日本縦断〈132〉

福岡県田川郡福智町にある方城(ほうじょう)温泉を目指す、ウォーキングを紹介します。

 脚力に応じ降車駅を変え、バスを利用する計画を立てましたが、当日は陶芸祭ということで一般客が多く、バスは小さく、乗れなかった4人は健脚組とほぼ同じ距離を歩くはめに…。「上野焼陶芸館」に到着した時は疲れてベンチに座り込む姿も見られました。 

 「春の陶器祭」では、様々な個性豊かな皿やお茶の道具が展示され、クッキーなどの菓子や弁当の販売もあり、私たちの目を楽しませてくれました。酒の試飲は、特に男性の目を引いていました。

 上野焼陶芸館から興国寺までは少し登り道、足利尊氏ゆかりの寺である興国寺には尊氏が身をひそめたといわれる「隠れ穴」があります。その後は、上に上にと水を張った田植え前の田んぼを見ながら歩くこと30分、峠を越えると「ほうじょう温泉」に到着。ここで昼食をとり、入浴して疲れをとるなどし、出発までの約2時間を過ごしました。

 帰路、歩き組は定禅寺の藤を観賞後、金田駅に行くと、駅には誰の姿もない。列車が入ると同時にバス組が到着。「早く、早く」と急かせ、電車の運転士さんに「待って」とお願いして、全員無事に乗車。温泉バスの運転手さんの勘違いでバスが違う方面に行ったため、乗ろうとしていたバスがなく、気づいた方が慌てて他のバスを出してくださって間に合ったとのこと。はらはらドキドキのウォークでした。

「スポーツのひろば」2024年9月号より

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