冷たい物を摂るならスープで
本格的な夏の到来。蒸し暑さで食欲減退という時には、冷やしたビシソワーズはいかがですか?
今回は旬の枝豆を加えています。枝豆は大豆と同じく、たんぱく質が豊富です。さらに、枝豆の脂質に含まれるレシチンは、神経伝達物質の合成を助けるため記憶力や集中力を高める働きがあります。その他、大豆イソフラボンや造血作用のある葉酸、高い抗酸化作用の大豆サポニンも含まれ、栄養価の高い食材です。
また、枝豆にはアルコールの代謝を促進させるビタミンB1や肝臓への負担を軽くするメチオニン、肝臓の働きを向上させるのに役立つコリンが含まれています。その他、摂り過ぎた水分や塩分を調節し排泄するカリウムも含むので、二日酔い防止にも役立ちおつまみにおすすめです。ただし、飲み過ぎにはくれぐれもご注意を!
枝豆のビシソワーズ
作り方
【材料】(2~3人分)
じゃがいも:小3個 むき枝豆: 40g 玉ねぎ1/4個 水:250cc 牛乳:200㏄ コンソメ顆粒:大さじ1 パセリ:適宜 塩・コショウ:適宜
① じゃがいもは薄切りし、水にさらす。玉ねぎも薄切りする。
② 鍋に玉ねぎと水気を切ったジャガイモ、水を入れ火にかける。
③ 沸騰したらコンソメと枝豆を加え、弱火にして10~15分程度煮る。
④ じゃがいもが柔らかくなったら火を止め触っても熱くない程度まで冷ます。
⑤ 鍋の中身に牛乳を加え、ミキサーにかける。
⑥ 味見をしてから塩、コショウで味を調え、冷蔵庫で30分以上冷やす。
⑦ 器に盛り、パセリ、残った枝豆などを飾る。
*ミキサーがないときは、すりこぎやマッシャーでつぶします。塊が気になる時はザルなどを使って裏ごしてください。
* 枝豆は生でも冷凍でもかまいません。
* 牛乳の半量を生クリームに代えると、コクが増します。
*枝豆の代わりに、種を除いた梅干を使うやゴボウなども使えます。バターで野菜を炒めると一味違います。
くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。
「スポーツのひろば」2023年7・8月号より