夏バテ防止に食べたい
夏バテは、特定の原因や症状のある病気ではなく、夏に起こり、全身の倦怠感、思考力低下、食欲不振、下痢、便秘、立ちくらみやめまいなどの症状が出る状態をいいます。
夏バテ予防には、睡眠を十分にとる、体温昨日に負担をかけないために室内と屋外の気温差を少なくする、生活のリズムを保つなどがあげられますが、同時に、栄養状態をよくして体調を整えておくことが大切です。
ポイントは、①食欲がなくても1日3食、胃に負担のかからない良質のたんぱく質、ビタミン、ミネラルをバランスよく食べる。②香辛料を使って食欲増進をはかる。③冷たいものを摂り過ぎない。④ビタミンB1(豚肉・うなぎ・大豆・玄米・ゴマなど)を意識してとると同時に、ビタミンB1の吸収をよくするアリシン(ニンニク・ニラ・ネギ・玉ねぎなど)を一緒に食べる。⑤疲労の原因となる乳酸を排出する機能があるクエン酸(レモン・グレープフルーツ・梅干しなど)を積極的にとる。暑い夏は、他の季節以上に食生活に気をつけましょう。
水ギョウザ
【材料】(24個分)
ギョウザの皮(市販):24枚 豚ひき肉:200g キャベツ:3~4枚 ニラ:1/2束 ねぎ:1/3本 塩:少々 ショウガ:小1片 大葉:4枚 しょうゆ:小さじ1.5 ごま油:小さじ2/3
【作り方】
① ニラ、ネギ、キャベツをみじん切りにし、塩で揉んで水気をしぼる。ひき肉を加えてさらに混ぜる。
② ショウガのすりおろしとみじん切りにした大葉、しょうゆ、ごま油を加えてさらによく混ぜる。
③ 皮にタネを包む。ひだは作らなくてもかまいません。
④ 沸騰したお湯にギョウザを入れ、浮いてきたらコップ半分ほどの水を入れ、再び沸騰したら、冷水にとる。
ポン酢、ラー油+しょうゆなど、お好みのタレで食します。
*ギョウザの皮は、厚めのものを選びましょう。皮を手作りする場合は、同量(16枚で各100g)の薄力粉と強力粉、サラダ油と水をまとまるまで混ぜ、ラップをしてしばらく寝かせ(この間に具を準備する)、棒状にして切り丸く平らにのばします。
くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。
「スポーツのひろば」2017年9月号より