ボートピザ2種|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈37〉

朝晩の涼しさに要注意

初秋は1日の寒暖差が大きくなり、油断をすると体調を崩しがちです。そんな時は、色と香りが食欲をそそる一品はいかがですか?

なすの成分の90%は水分で、100g当たり22kcalと低カロリー野菜です。ほかの野菜に比べてビタミンやミネラルなどの栄養素は少ないのですが、皮にはポリフェノールの一種のナスニンが含まれます。また、果肉には、抗酸化力が強いクロロゲン酸も含まれ、生活習慣病の予防などが注目されています。その他、カリウムを多く含むため、体内の熱を逃しやすく、夏バテ解消効果などがあります。

ちくわは、スケソウダラやイトヨリダイなど、様々な種類の白身魚を原料としているので、比較的脂質が少なく、タンパク質が豊富な食材。手軽に使える食材ですが、煮込み用と生食用の2種類がありますので、用途に応じて使いましょう。ただし、練り物の弾力を出すために食塩が練りこまれているので、塩分量には注意してください。

ボートピザ2種

作り方【材料】(2人分)

《なす》 なす:2本 とろけるチーズ:お好みの量
ごま油:少々 パセリ:適量 田楽みそ【みそ:大さじ1 砂糖・水:各小さじ2 みりん・酒:各小さじ1】

①田楽味噌作り→材料を耐熱容器に入れて混ぜ、ラップをかけずに500Wのレンジで1分半加熱し、冷蔵庫などで粗熱をとる。
②なすは、縦半分に切って、水にさらす。再度、断面を1本に見えるようにくっつけて、ラップで包む。耐熱皿にのせ、レンジで4分間加熱する。
③なすの断面にごま油を薄く塗り、みそをまんべんなく塗る。ラップをかけずにレンジで30秒加熱。
④③にチーズをたっぷりのせ、オーブントースターで6分程度焼く(チーズの焼け具合を確認しながら時間を調整する)。
⑤みじん切りにしたパセリを散らす。

《ちくわ》 生ちくわ(太めのもの):2本 とろけるチーズ:30g ミニトマト:4個 パセリ:適量
①ちくわは縦半分に切り、アルミ箔を敷いた天板に並べる。ミニトマトはくし形切りに、パセリはみじん切りにする。
②①のちくわの溝に、ミニトマトを差し込むようにのせ、チーズをのせ、余熱したオーブントースターで5分焼き、パセリを飾る。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。
「スポーツのひろば」2020年10月号より

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