夏野菜たっぷりのカレー|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈15〉

 カレーの定番はじゃがいも、にんじん、玉ねぎですが、旬の野菜を使うとおいしさも栄養価もアップし、ビタミン、ミネラルが含まれる栄養満点になります。
 また、カレー粉に入っているウコン、コリアンダー、クミン、フェンネル、ガラムマサラなどのスパイスは、食欲低下や肝機能低下を防いだり、自律神経の働きを高めたりするなど、様々な健康効果が期待できます。室内外の温度差により体調不調を起こしやすい酷暑の時期に食べたていただきたい一品です。
 さらにカレーの恩恵をより多く受けるには、朝食に食べるのがいいそうです。「カレーに含まれるスパイスは交感神経を活発にし、脳の血流を増やす効果がある」という専門家もいます。
 今回は、カレー粉を使った、夏野菜たっぷりのカレーです。具材は足し引きが可能ですので、自分好みのカレーで夏を乗り切ってください。

夏野菜たっぷりのカレー

【作り方】
材料(4人分)
豚肉:200g ナス:1個 トマト:2個 グリーンアスパラガス:4本 玉ねぎ:中1個 セロリ:1本 にんじん:小1本 赤パプリカ:中1個 かぼちゃ:1/4個 エリンギ:大2本 オクラ:3本 ピーマン:2個 にんにく:1かけ 赤ワイン:1/3カップ カレー粉:大さじ2 小麦粉:大さじ4 バター:大さじ3 ローリエ:2枚 サラダ油:大さじ1 水:1000cc 塩:適宜 ご飯
①豚肉は一口大に切り、分量外の塩とカレー粉をまぶし、下味をつけておく。
②にんにくはみじん切り。ナスは乱切りにし水につけておく。オクラは、塩少々(分量外)をふりうぶ毛を取り、斜め半分に切る。アスパラは長さ4㎝ほどに切りそろえ、塩を加えた熱湯で約30秒ゆでて水にとり冷めたら水気をふく。セロリは筋を取って1.5cm角に切る。その他の野菜は食べやすい大きさに切る。
③フライパンで油を熱し、肉を入れ焦げ目がつくまで炒め、ワインを加える。
④鍋にバターを入れ、ニンニクと玉ねぎを炒める。小麦粉、カレー粉をふりいれ、弱火で粉っぽさがなくなるまで炒める。
⑤③の肉を加え、水を入れて鍋底のこびりつきをていねいにこそげながら煮る。
⑥煮立ったらアクをとり、トマト、オクラ、アスパラ以外の野菜とローリエを加える。
⑦にんじんが柔らかくなったら、残りの野菜を加え、10分ほど煮込み、塩で味を調える。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。

「スポーツのひろば」2018年7月号より

タイトルとURLをコピーしました