フライパンで作るミートローフ|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈39〉

気分アップへ食卓を華やかに

新型コロナでなんとなく閉塞感を感じる今、食卓だけでも明るくしてみませんか。茶色の多い献立を、かぶ・大根・卵などで白や黄色、トマトや人参の赤、葉物や海藻の緑など色とりどりにすると、それだけで食卓が明るく華やかになります。彩りを鮮やかにすればバランスの良い食事に。

あいびき肉は、豚肉と牛肉を合わせて引いた肉です。それぞれの旨味やコクを持ち合わせているので味に深みが出て、ハンバーグやミートローフ、ロールキャベツなど様々な料理に使われています。

合わせる肉の割合は、豚7:牛3や6:4などがあります。用途や好みで選んでください。また、つやがあり肉の赤身と脂肪の色の差がはっきりしているものが新鮮です。空気に触れる面積が多いため、できるだけ早く使い切ってください。冷凍する場合は小分けにし、平らにしてラップに包んでからポリ袋に入れます。

今月号はカロリーが高めなので、海藻と野菜のスープ、根菜の煮物などと一緒に。

フライパンで作るミートローフ

作り方【材料】(2人分)

合いびき肉:200g 人参:1/2本(100g)
エリンギ:50g ピザ用チーズ:15g 卵:1個 
ベーコン:5枚 クレソン・ミニトマト:各適宜 
A(トマトケチャップ:大さじ1 塩:小さじ3/4  生パン粉:1/2カップ)

①ゆで卵を作る。人参はすりおろし、エリンギはみじん切りにする。ボウルに肉、人参、エリンギ、Aの調味料を入れ、粘りが出るまでこねる。
②ラップを広げ、①の半量を15㎝ほどの長方形に広げ、上に半量のチーズ、縦半分に切ったゆで卵の順に乗せる。
③残りのチーズと①を順に重ねてラップで包み、両脇をギュッと絞って空気を抜き、長方形に成形し、肉だねを作る。
④フライパン用ホイルを広げ、中央にベーコンを少しずらして重ねる。その上に③のラップを開いて逆さまにのせる。ホイルを持ち上げ、ベーコンを肉だねに巻き付ける。ホイルの手前と奥を重ねて持ち、2~3回折り両脇を絞る。
⑤フライパンを中火で熱して、④を入れ片面を約2分間焼く。裏返してもう1分焼く。
⑥水大さじ2を加え蓋をし、やや強めの弱火で8分間蒸し焼きにする。裏返して、5分間蒸し焼きにする。そのまま置いて粗熱をとり、冷めたら切り分け、クレソンとトマトを飾る。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。
「スポーツのひろば」2020年12月号より

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