あさり飯|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈60〉

旬の食材で元気をもらおう

春、雪解けとともに山菜をはじめとして様々な食材が旬を迎えます。今号は、その中の一つ、あさりを使います。

なじみある貝類として1年中手に入るあさりですが、産卵前の身入りのいい2~4月に旬を迎えます。しかし、日本各地の浅瀬に生息しているため、生息環境によっては、春と秋に旬がある場所もあります。産地は、愛知県、福岡県、北海道などです。

あさりには、旨味の素であり、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らしたり、肝機能を高めアルコールの分解を促進する効果が期待されているタウリンをはじめ、カルシウム、カリウム、亜鉛、鉄分、ビタミンB12 が含まれます。

あさり飯

作り方
【材料】(2~3人分)
米:2合 あさり(殻付き):400g しょうが:1/2かけ しょうゆ(あさりの下味用):小さじ1/3 
A=酒・水:各大さじ2 
B=しょうゆ・みりん:各大さじ1.5

【作り方】
①米を研いで、ザルにあげておく。
②あさりは殻をこすり合わせるようにしてよく洗い、ザルにあげる。
③しょうがはみじん切りにする。
④フライパンにあさりを入れ、Aを加えて中火にかける。ふたをして2?3分、あさりの口がすべて開いたら汁ごと別の容器に移す。
⑤あさりの身を取り出し、下味用のしょうゆとあさりの出汁小さじ約1を回しかけ、軽く混ぜ味をなじませておく。
⑥炊飯器に米、アサリの出汁、Bを入れた後、水を目盛りまで加える。しょうがを加え全体を混ぜてから炊く。
⑦炊きあがったら、あさりの身を戻し5分ほど蒸らす。その後、さっくりと底から混ぜ合わせる。
⑧お好みで、海苔や三つ葉をあしらう。

*あさり飯には、あさりのむきみや殻つきを入れてから炊く方法もありますが、殻つきに火を通し後で戻し入れると、身が硬くなりにくいようです。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。

「スポーツのひろば」2023年3月号より

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