鯖缶の南蛮漬け風|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈57〉

使って食べて災害に備える!

皆さんは、備蓄食材を何年もそのままということはありませんか? 今注目されているのが、長期保存がきく食品や加工品を多めに購入して、使った分だけ補充していくローリングストックという方法です。そこで今号は、備蓄食材のひとつ、缶詰の料理を紹介します。

缶詰の良さは、保存料を使わずに賞味期間3年と長いこと、旬のものを使っている場合が多いこと。そして、栄養成分も、熱に弱いものを除くと元の食材とあまり変わりません。

魚の缶詰の場合などは骨ごと圧力をかけて缶詰にするので骨も食べられるやわらかさになり、生魚よりはるかに多くのカルシウムを摂取できます。また、青魚に含まれるDHAやEPAなども真空保存されしっかり残っています。

味付きの缶詰は、味が濃い場合が多いので、野菜や米などと合わせ、調味料を加えずに使うといいでしょう。

缶詰料理2品

★鯖缶の南蛮漬け風

作り方(2人分)
【材料】
鯖缶(しょうゆ味):1缶 玉ねぎ:1/3個 
にんじん:3㎝ ピーマン:小1個 酢:大さじ1 一味唐辛子:適宜

①玉ねぎは薄切り、にんじんとピーマンは千切りにする。
②ポリ袋に、1と酢、鯖缶の煮汁を入れて、10分ほどつけておく。
③野菜がしんなりしたら、鯖の身を入れ食べやすい大きさに割って、全体を和える。
④そのまま10分程度置き、味をなじませ、好みで一味唐辛子をかける。

★味噌鯖缶の温やっこ

作り方(2人分)
【材料】
鯖缶(みそ味):1缶 豆腐:1丁 刻みネギ:適宜

①豆腐は水を切り、スプーンで食べやすい大きさにすくい、深めの皿に入れる。
②鯖缶を汁ごと豆腐にかける。
③ふんわりラップをかけ、600Wで2~3分、レンジにかける。
④刻みネギをのせてできあがり。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。

「スポーツのひろば」2022年11月号より

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