豚コマのたれ和え|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈3〉

オススメ作り置きレシピ【その2】

作り置きレシピの2回目。伸びはじめのやわらかくおいしい春のニラと、熟成されたおいしさのある春掘りの山芋を添えて、豚肉の栄養素をより吸収できるようにしました。

豚肉は、ビタミンB群を豊富に含んでいます。特にビタミンB1の含有量は、食品中でも上位を占めます。そのビタミンB1の吸収を助けるのが、ニラに含まれる硫化ニアルの一種、アリシン(においの素)という物質です。山芋には、消化酵素のアミラーゼなどが多く含まれ、でんぷんの消化を助ける働きがあります。また、粘り成分には老化防止、血糖値の上昇抑制、コレステロール値を下げる効果があるとされています。

豚肉は、薄力粉をまぶし沸騰させないようにゆでることでやわらかく仕上がります。この方法は冷たく冷やしてもおいしいので、冷しゃぶにも応用できます。

【材料】 (4人分)
豚コマ肉:50g 薄力粉:大さじ2
タレ(オイスターソース:大さじ1 酢:大さじ1 砂糖:大さじ1/2 しょうゆ:小さじ1 ごま油:大さじ1/2)
長芋:200g ニラ:1把 塩:小さじ1/2
酢:小さじ1

①豚コマに薄力粉をまぶす。タレをあわせておく。
②鍋に湯を沸騰させて、火を弱火に落とし、豚肉を入れる。沸騰させないように注意しながら、箸で混ぜ肉の色が変わったら取り出す。ゆで汁は取っておく。
③②の豚肉が熱いうちに、タレで和える。時々混ぜながら、味をしみこませる。
④長芋の皮をむき、適当にスライスしてビニール袋に入れ、すりこぎなどで細かくたたく。
⑤②のゆで汁でニラをサッとゆで、流水にとってから水気を絞る。1~2cmの長さに切る。
⑥ニラと長芋、塩・酢を和える。
⑦⑥を盛りつけ、豚肉をのせる。

和えた豚コマは20分以上おくことで味がしみこみ、おいしくなります。

「スポーツのひろば」2017年5月号より

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