さば缶のトマト煮|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈69〉

缶詰を使って時短料理

年末年始は何となく気ぜわしく、手間暇をかけた料理がおっくうになったりしませんか? そんな時は缶詰を上手に利用しましょう。
 さばの水煮缶は生さばに比べて、カルシウムが40倍以上(生6mgに対し缶詰は260㎎)、ビタミンDも約2倍、鉄も約1.3倍と多く含まれています。これは、缶詰には骨、皮、血合いが入り無駄なく栄養が摂れるためです。また、DHAやEPAも生より多く含まれています。食べるなら生より缶をという人もいるくらいです。ただし、缶詰には食塩を含むものもあるので、塩分過剰には気をつけてください。
 トマトも、ビタミン?やビタミンBは生のほうが多く含まれますが、抗酸化作用のあるリコピンやうまみ成分のアミノ酸は、缶詰のほうが多く含まれます。

さば缶のトマト煮

作り方
【材料】(2人分)
さば水煮缶:1缶(190g)  カットトマト缶:150g  玉ねぎ:1/2個(100g) ブロッコリー:1/3房 ミニトマト:6個 にんにく:1片 ブラックオリーブ:適量 オリーブオイル:大さじ1 塩・黒コショウ:少々 

① にんにくは包丁の広い部分でつぶす。玉ねぎは5ミリ幅にスライスする。ブロッコリーは小房に分ける。オリーブをスライスする。
② フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくを炒める。香りが立ってきたら玉ねぎを加え、さらに炒める。
③ 玉ねぎが透き通ったら、さば缶、トマト缶、ブロッコリー、オリーブを加え中火で5分ほど煮込む。
④ 味をみてから、塩、黒こしょう、ミニトマトを加え3~4分煮込む。
⑤ 皿に盛り、あれば、イタリアンパセリを飾る。

*缶詰の汁で煮込むので、さば缶、トマト缶は汁ごと加えてください。
*煮込む際に、ローリエやタイムなどのハーブを加えるとさらにおいしくなります。
*辛いのが好みの方は、赤唐辛子を入れてもおいしいです。

「スポーツのひろば」2024年1・2月号より

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。

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