スンドゥプチゲ|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈63〉

蒸し暑さは辛さでのりきる

韓国料理店では定番となってきた「スンドゥプチゲ」ですが、チゲは韓国語で鍋のことなので、スンドゥブチゲはスンドゥプを使った鍋料理となります。スンドゥプ(純豆腐)とは、豆乳に凝固剤を加え水分を絞っていない軟らかい韓国の豆腐。日本のおぼろ豆腐に近いそうです。

鍋ですから具は様々なものを使えますが、柔らかめの豆腐・貝類・豚肉・ネギは必ず入ります。これにニラやキムチなどを加えます。こうした食材から見ると、スンドゥプチゲは、冷えやストレスなどを改善する免疫力アップ、疲労回復などの健康効果が期待できます。

高温多湿の日本の6月、香辛料とビタミン類、ミネラルを多く含む食材を十分に摂り、元気にのりきりましょう。

スンドゥプチゲ

作り方
【材料】(2人分)
絹ごし豆腐:1丁 あさり:10個位 豚肉:100g ネギ:1/2本 水:500㏄ ごま油:小さじ1 塩:適宜
合わせ調味料【ごま油:大さじ1 コチュジャン:大さじ1 粉唐辛子:大さじ0.5~1(辛さを調整) ネギみじん切り:大さじ1 砂糖:小さじ1 おろしにんにく:小さじ1 鶏ガラだし:大さじ1 しょうゆ:大さじ0.5 お酒:小さじ2】
① 合わせ調味料をよく混ぜておく。
② 砂抜きしたあさりの殻をこすり合わせて洗う。豚肉は一口大に切る。ねぎは斜め切りにする。
③ フライパンにごま油をひいて豚肉を入れ、色が変わるまで炒める。
④ 土鍋など深めの鍋に、水とスプーンなどで大きめにすくった豆腐、アサリ、豚肉を入れる。そこに合わせ調味料を入れて火にかける。
⑤ あさりの口が開いたら、ねぎを加え、火が通ったら塩などで味を調える。
*粉唐辛子が手に入らないときは、日本の一味唐辛子でも代用できますが、辛さは一味唐辛子のほう強いので、最後に入れて辛みを調整してください。キムチを入れる場合も、味をみてから粉唐辛子や一味唐辛子を入れましょう。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。

「スポーツのひろば」2023年6月号より

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