新じゃがいものガレット|スポーツをする人のための元気が出るごはん〈62〉

今が旬、新じゃがいもを活用

新じゃがいもは、完熟前の葉と茎が青い段階で収穫されます。そのため、水分を多く含んでいるので軟らかく、皮が薄いのが特徴です。一方、通常のじゃがいもは、完熟してから収穫するので、新じゃがいもに比べると硬く、デンプンが多く含まれ、ほくほくした食感が特徴的です。
じゃがいもに含まれる栄養素は、カリウム、ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンCなどがあり、その中でもビタミンCが豊富に含まれています。新じゃがいもは皮が柔らかいので皮ごと食べることが可能ですので、栄養素を無駄なく摂取事ができるといえます。ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いのですが、じゃがいもやサツマイモに含まれているビタミンCは、でんぷんに守られ、加熱しても壊れにくい特徴があります。

新じゃがいものガレット

作り方
【材料】(2人分)
新じゃがいも:3個 ベーコン(薄切り):2枚 とろけるチーズ:大さじ4 片栗粉:大さじ1 塩・コショウ:少々 油:大さじ1 ケチャップ(お好みで)
①新じゃがいもは皮ごと使うので、しっかり洗い土を落とす。
②洗ったじゃがいもを薄い千切りにする。*じゃがいもは水にさらさない(水にさらすとでんぷんが少なくなり、焼く時にまとまらなくなります)。
③ベーコンも千切りにする。
④ボウルに②と③を入れ、さらに、チーズ、片栗粉、塩、コショウを入れ、まんべんなく混ぜ合わせる。
⑤熱したフライパンに油をひき、中火にして④の生地を薄く広げ、ゴムベラなどで軽く抑えつけながら焼く。
⑥片面が焼けたら、鍋のふたやお皿などを使いひっくり返し、両面をカリカリに焼き上げる。
*今回の組み合わせにシラスを加えたり、パルメザンチーズをプラスしたり、塩・胡椒をハーブソルトに変えるなどすると、違った味わいが楽しめます。また、通常のじゃがいもを使うとホクホク感が増します。その際は、水にさらしてください。

くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。

「スポーツのひろば」2023年5月号より

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