おせちをリメイク
黒豆はお正月のおせち料理で少しつまむだけという人も多いと思いますが、栄養的に豊富な食品ですので、余らせないようにリメイクしてみませんか。
黒豆の特徴の黒い皮には、黒大豆ポリフェノールが含まれ、抗酸化作用により老化防止、血流の改善や血圧の抑制などの効果をもたらします。また、大豆の一種である黒豆は、イソフラボンを含み、骨粗しょう症の予防の他、体脂肪の低減効果や血中脂質の改善効果などの研究結果も報告されています。
この他、細胞の新陳代謝に不可欠なレシチン、レシチンから生成され脳を活性化し記憶力や集中力を高める効果が期待されるコリン、たんぱく質、カリウムなどのミネラル、食物繊維、ビタミンB群、ビタミンEが含まれています。
黒豆ういろう
【作り方】
材料
薄力粉:55g 片栗粉:20g 砂糖:50g 水:200cc 黒豆煮:60g
(7㎝×17㎝の耐熱容器を用意する)
①ボウルに黒豆以外の材料を入れ、泡だて器でよく混ぜる。
②①を茶漉しや目の細かいザルでこす(ていねいにこすことで舌触りのよい仕上がりになります)。3分の2の量を耐熱容器に流しいれる。
③ラップ(またはふた)をして、電子レンジ500Wで3分加熱する。
④ラップをとり、黒豆をのせてから、残りの液をそっと流しいれる。
⑤再びラップをして、電子レンジ500Wで3分加熱する。
⑥加熱が終わったら、水滴が落ちないようにラップを取り、粗熱がとれるまで置いておく。
⑦あら熱がとれたら、再度ラップをして冷まし、好きな形に切り分ける。
*ういろうの他、お餅に砂糖・水を加えてレンジにかけ、つき立て餅のようにしてから黒豆を加えた黒豆大福や、黒豆ゼリーもおすすめです。
くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。「スポーツのひろば」2019年1・2月号より
「スポーツのひろば」2019年1・2月号より