
夏の疲れは胃に優しい食材を
酷暑を乗り切り、食欲が増すこの時期、多くの旬の食材も出回ります。今月号は、その一つ、カブです。
カブの根の部分は、ビタミンCやカリウム、消化酵素のアミラーゼなどを含みますが、水分がほとんどです。葉の部分には、β-カロテンやビタミンB1、B2、C、鉄分やカルシウムなどを含み、味にクセもなく栄養も豊富なので、葉も調理しましょう。また、カブには喉の粘膜を保護し、消炎、解毒する効果があるといわれています。喉がかれたときなどは、カブを皮ごとすり下ろし、汁をこして飲むと効果的です。ハチミツなどを混ぜると飲みやすくなります。
カブの栄養素は皮の下に多く含まれています。皮や葉は捨てずに、千切りや小口切りにし塩昆布和え、味噌汁の具などに活用してください。

カブのカルパッチョ
【材料】(2人分)大=大さじ 小=小さじ
カブ:3~4個 塩:小1/2 オリーブオイル:大1 粉チーズ・黒こしょう:少々
【手順】
①カブは茎を1センチほど残し、皮をむいてくし形に切る。ポリ袋に入れて塩を振り、軽くもんで10分ほどおく。
②水気を優しく絞り、器に並べる。オリーブオイル、黒こしょう、粉チーズを全体にかける。
焼きカブの柚子こしょう煮
【材料】(2人分)大=大さじ 小=小さじ
カブ:3個 サラダ油:大1/2 調味料〔酒:大1 柚子こしょう:小1/2 塩:少々 だし汁:100cc〕
【手順】
カブはへたを切り落とし、皮をむいて縦4分の1にする。葉は3センチに切る。
フライパンに油を引いて、カブを並べ入れ、中火で両面が色づくまで焼く。
②に調味料を加えて煮立たせ、葉を加えてさらに炒める。カブが透き通ってきたら火を止め、器に盛る。
*むいた皮は捨てずに、細切りにして塩昆布などと和えて浅漬けにするなどの活用を。
「スポーツのひろば」 2025年10月号より
くわな・れいこ 料理研究家。女子栄養大学で実践栄養学を学ぶ。新日本スポーツ連盟東京ランニングクラブ所属。
