ラグビーのゴールポストはなぜH型になっているの?|SPORTS×TOPICS

同じような起源をもつ球技サッカーのゴールポストはボックス型なのにラグビーはH型になっているのはなぜでしょう?

当たり前ですがゴールキックやペナルティキック、ドロップキックなどでH型の横木より上を通過すれば得点となりますね。1846年制定のルールには「ゴールに向かってキックされたボールが守備側プレーヤーの衣類や体のどこにも触れずバー(横木)を超えればゴールである」と書かれています。この規定の「相手選手の体に触れる?」とは、いささか疑問が残りますね。

このルールの続きは「しかし、プレーヤーはボールのゴール通過を防ぐためにバーの上に立つようなことをしてはならない」とあります。当時はゴールポストをよじ登りゴールを防ごうとする選手がいた!ということです。

このような規定となったのはなかなか点が入らないようにする工夫だった訳ですね。当時のルールではなんとびっくり「5日間あるいは3日間試合しても無得点の場合、引き分けとする」。それだけ長時間楽しむゲームだったようです。

現在のバーの高さは3m。バーより上ならどれだけ上空を通っても構わない。ゴールに上限がないことはラグビー精神の象徴ともいえます。それにしても現在のラグビーの試合展開はスピーディーですね!! 

「スポーツのひろば」2024年1・2月号より

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