今年６月、武蔵小杉駅９時集合。久し振りに初夏を思わせるような朝から暑い日でした。丸子橋を渡り、東京側の多摩川沿いにある多摩川台公園は、アジサイが見頃です。
多摩川台公園は、面積６８０５２㎡。多摩川沿いの小高い丘陵地で、自然林道、古墳群、景色と見どころ豊富な緑と歴史に包まれた一帯です。
この公園の特徴は、古墳です。資料によると多摩川沿いの約７５０ｍほどの横に長い丘陵地に、宝莱山古墳、亀の甲山古墳、多摩川台古墳、浅間神社古墳と数えたらきりがないほどの古墳が発掘され、「古墳群」と呼ばれているそうです。中でも亀の甲山古墳はほぼ完全な姿を残す前方後円古墳として残っています。
昔の多摩川台公園の丘陵地から眼下に広がっていた景色も、現在はだいぶ変わって高層ビル群が立ち並び、その間を新幹線が走り道路も発達していて、忙しない世の中になりました。一方で、対照的に公園内の四季折々の花咲く丘陵地からは富士山も一望でき涼しい風と空気が広がっている感じがします。ゆっくりした時間と古墳に関心のある方、いらして見てください。
「スポーツのひろば」2023年9月号より