
120分/アメリカ
原題:Big Wednesday
サマースポーツの光景から見える人の表情が印象的な映画
>> こちらもどうぞ バタアシ金魚
1962年、カリフォルニアのビーチでサーフィンを満喫していたマット、ジャック、リロイ。無鉄砲な青春時代を送る彼らの夢は、水曜日にやってくるという伝説の大波「BIG WEDNESDAY」に挑戦することだった。
しかし大人になるにつれ過酷な現実があらわとなっていき彼らの生活は一変する。そして74年、伝説の大波がビーチに訪れ、彼らは何かに呼び寄せられるようにビーチにやってくるのだった。
無邪気な青年たちが大人になる不安を抱えながら成長する姿を、サーフィンを通して育んだ友情とともに描いた感動作。サーフィンのシーンは、当時の映像事情と照らし合わせると高い技術であると推測され、その美しさと迫力は現代においても強く魅かれる。
一方で描かれる青春劇は昨今から考えると破天荒なものではありながら、サーフィンを軸に描かれる「成長する人間の心理」は、今という時代にも通じる普遍性も感じられる。