新たな思いを呼び起こされる「ラグビー」映画
2015年にイングランドで行われたラグビーのワールドカップにて、それまで世界の舞台には程遠い存在であった日本代表チームが「ブライトンの奇跡」と呼ばれる偉業を成し遂げた。
チームを率いたのは、オーストラリア人と日本人のハーフとして生まれたラグビーのエディ・ジョーンズ監督。物語では就任当初から破天荒で厳しい発言を繰り返し皆の反発を呼びながらも日本を一つの「戦うチーム」に奮い立たせた名称の姿を、チームのメンバーや彼を取り巻く人々の姿とともに追う。
2015年のラグビーワールドカップにて日本代表が“スポーツ史上最大の番狂わせ”に至った経緯を、エディ・ジョーンズ監督就任より当事者のインタビューや再現映像などを交え描く。
最も印象的なのはジョーンズ監督の言動から見える指導者としての心構え。箸にも棒も掛からなかった日本代表チームに罵声を浴びせ鼓舞し続けた彼の真意に、「彼らにはできる」という確信があったからこそ彼らは目標を達成したとも見える。スポーツ指導を改めて考えさせられるような作品でもある。
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