新たな思いを呼び起こされる「ラグビー」映画
とある理由で現在は英語教育を実践している群馬国際アカデミーに転校し、将来の夢へ向かってまい進する小学６年生の女の子・小日向未生。彼女の弟・博志は、ラグビー元日本代表の父・達也に憧れ、どれだけ周りになじられようとも諦めずラガーマンを目指し、日々奮闘している。一方、博はラグビーについて父に指導を乞うも、一向に応じてもらえない。父が心の奥底に秘めたその理由とは…。
小学生たちがラグビーを通じて成長する姿を描いた青春物語。映画の尺としては短めの中編作品でありながら、笑いあり涙ありとバラエティ性も十分だ。
そして物語のメインテーマとして、ラグビー競技の本質「仲間との信頼」という要素を軸として、人々がぶつかり合いながら繋がっていくさまを描いている。
このジャンルの作品としてわりにスタンダードな作り方をしながら、新鮮な空気を感じるだろう。特別出演の大畑大介選手、山田章仁選手らも程よい空気感を醸している。
リンク