沖縄とスポーツの関わりを感じさせる映画
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沖縄のボクシングジムに通う津山尚生。彼はプロボクサーになることを夢見ているが、幼少期の事故で右膝から下を失ったことを理由に、協会よりプロライセンス取得を拒否される。
そこで義足でもライセンス取得ができる可能性を求めフィリピンへ渡ることを決意。大会で3戦全勝すればプロライセンスを取得でき、条件次第でほかの者と同様に戦えるこの地で、尚生は夢への第一歩を踏み出す。
プロボクサーを目指し日本からフィリピンに渡った青年・土山直純さんの実話を基に描いたドラマ。
舞台となるジェネラル・サントス市の歴史はどこか沖縄と重なる空気を感じられ、ボクシングという競技が社会的に認められるための存在意義の一つであることを浮き彫りにしている。そんな中で主人公が正攻法でプロライセンスに挑んでいく姿は、スポーツのあるべき姿をしっかりと示しているようでもある。
「スポーツのひろば」2024年9月号より
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