
1990年製作/
95分/日本
サマースポーツの光景から見える人の表情が印象的な映画
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ある日、学校のプールサイドで見つけたソノコに一目惚れしたカオルはカナヅチにもかかわらず水泳部に入部。バイクで毎朝強引に迎えに行き、自分をよく見せようとスイミングクラブに通い始める。
そんな彼にソノコはあきれてしまう。ところがそんな時河原に呼び出されたカオルは、水泳部のエース永井に肩を抱かれた彼女を目撃する。そして新人戦で永井に惨敗したカオルは、彼に対する一方的なライバル心を強めていくのだった。
望月峯太郎原作の同名漫画の映画化で、ある日一人の少女に突然恋するところから始まる無邪気な少年の青春模様を清々しく描いたラブコメディー。
水泳を通してハチャメチャな展開で進んでいく物語の中でふっと現れる男女の繊細な表情は、人の最も輝かしい時期に見せる眩しさ、美しさが感じられるだろう。筒井道隆、高岡早紀といったベテラン俳優のまだデビューして間もないころの瑞々しい表情も非常に印象的な物語でもある。