
「社会や人間の成長への影響を感じさせる」バレーボール映画
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昭和29年、若き教師・家田は離島の小手島に赴任する。しかし島の大人たちは酒や賭博に溺れ、そんな大人とともに日々を過ごす子供たちは将来への希望を失っていた。家田は島の生徒たちに生きる力を持たせるべく、バレーボールを教え大会での躍進を目指す。その行動は大人たちの反発や失敗を繰り返しながらも、徐々に子供たちの意識を変える。そして彼らは努力の意味を学び、島を代表して大会に出場するまでに成長させていく。
実話を基に瀬戸内海の小島を舞台に、教師と子供たちがバレーボールを通して再生していく姿を描いた人間ドラマ。本作ではスポーツが「未来への視野を切り開く手段」として位置づけられている点が印象的。協力と連帯を重んじる価値観が時代を超えて響くものといえる。ちなみに物語では、男女が共に関わる形でチームが形成されていく描写があり、いわゆる近年の「ミックスバレー」を想起させる点があることも非常に興味深い。
「スポーツのひろば」2026年3月号より
