スポーツを支える人の愛情が感じられる映画
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夏の甲子園に出場する母校の応援補助のため、アルプススタンドにやってきた演劇部員の安田と田宮。野球のルールも知らない彼女らのところに、元野球部員の藤野がやって来る。さらに帰宅部の宮下の姿も。
訳あって微妙な雰囲気が漂う安田と田宮、成績優秀ながら吹奏楽部部長の久住に学年１位の座を明け渡し落ちこんでいる宮下と、それぞれの思いが交錯する中で、試合は１点を争う展開へと突入していく。
全国の高校で上演され続けている兵庫県立東播磨高校演劇部の名作戯曲を映像化したドラマ。戯曲は第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞となる文部科学大臣賞を受賞している。
アスリート以外の視点で徐々に競技に対して好意を寄せていくさまは非常に興味深い。また野球に興味がなかった生徒たちが、徐々に様々な刺激を受けていく様子には、スポーツの存在意義を改めて考えさせられることだろう。