フランスが舞台の「スポーツの意味を考えさせられる」映画
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2016年に悲願の世界1位を達成するなど、数々の栄光に輝いたテニスプレーヤーのアンディ・マリーは、2017年に股関節付近を故障し、選手生命が危ぶまれた。
愛するテニスに復帰するために想像を絶する困難に身を投じるマリー。その姿を手術室の最前線から自宅でのプライベートな一角までも追う。弱い部分までも露わにしながらも、彼が「英国史上最高のスポーツ選手」と称される理由に迫る。
テニス界のスター選手、アンディ・マリーがアクシデントを克服する日々を追ったドキュメンタリー。
本作は大ケガを負いながらも復帰に対して果敢に向き合う一方で、頭にちらつく引退に怯え戸惑うアスリートの表情を余すところなく映像に残しており、ケガの回復は決して正確な予測ができないことを示すとともに、表向きには見えない「アスリートが常に抱える大きな不安」の真理を描いている。