Challenge Sports「沢登りに行こう」

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以前フリークライミングにチャレンジした蓑島恵利さん(2008年6月号参照)が、今度は沢登りに挑戦! 日本勤労者山岳連盟の川嶋高志さんに率いられて奥多摩・水根沢谷を遡行しました。自然のなか、水と戯れる沢登り。無事、登り終えた蓑島さんの感想はいかに?

―今日一日どうでしたか?
蓑島 疲れたけど、すごく楽しかったです。滝とかひとつ難所を越えたときに見上げた空が素晴らしかった。キレイな緑色の木洩れ日と自分が登った達成感が相まって、気持ちよかったです。

0810sawa02―最も難関だったのは?
蓑島 半円の滝でブリッジして登るところですね。足を思いっきり広げなければいけないので、体勢がキツかった…足が短いので(笑)。

―一度ドボッと落ちましたね。
蓑島 川の淵を岩に沿ったまま横移動しようとしたら、足の置き場が良くなくてキレイにズルズルっと落ちちゃいました。でも、特に痛くはなくて、むしろいい感じでした。それまではなるべく体を冷やさないようにと水に入らないようにしていたんですが、もう濡れてもいいやと思いました。

―ちょっと寒そうでしたが…。
蓑島 水が冷たくて…。体を動かしているときはあったかくなるけど、お昼を食べて休んでいるときはとても寒かったです。寒さ対策に、薄いウェットスーツを着てくれば良かったかなと思いました。

―印象に残った場所は?
蓑島 釜が渦を巻いて、流木がグルグル回っているというのが面白かったです。洗濯機みたいで(笑)。

0810sawa03―フリークライミングの体験が役立ちました?
蓑島 はい。たぶん、あの経験がなかったら、かなり戸惑っていたと思います。岩の割れ目が良かった。結構、都合のいい場所にあるもんですね。

―新しい発見はありましたか?
蓑島 はじめに川嶋さんが、川の真ん中の岩にジャンプしていたのにはビックリしました。“濡れている岩はスベる”というイメージがあったので、足をかけてスベるかどうか確かめずに跳び乗るなんて、信じられなかったんです(笑)。でも「大丈夫だよ、このシューズはスベらないから」と言われて、実際跳んでみたらうまく着地できました。この渓流シューズはスゴいです。欲しくなりました。

―今回は、土砂がたまっていて通常よりも水深が浅かったようですが…。
蓑島 半円の滝は下まで歩いて行けましたけど、あそこを泳いで行ったら大変だったと思います。川嶋さんは「水が少なくて面白くない」と言っていましたが、私には十分満足! また来たいですね。

今回ご協力いただいたところ

日本勤労者山岳連盟
※沢登りは、十分な経験者と専用の道具が必要です。万全の準備なしに登るのは危険なので注意!
→沢登りに関する情報は日本勤労者山岳連盟へ
TEL 03-3260-6331
 http://www.jwaf.jp

「スポーツのひろば」2008年10月号より
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