スポーツ映画レビュー「クールランニング」

1993年:アメリカ
監督:ジョン・タートルトーブ
製作:ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ

第15回冬季オリンピック(カルガリー・1988年)での実話をもとに作られたこの作品。実は、若かりし頃にこの映画を見た時には、「ラストが感動する映画」という印象しかなかったのですが、今回あらためて見直してみると…「なかなか深いテーマのお話だったんだ」という印象が強くなりました。

深いテーマとは、冬季オリンピック=白人中心=「よそ者」の侵入(この場合は珍入?)に拒絶反応を起こす閉鎖的な社会です。

同時に、メダルや成績ばかりが重視されているオリンピックの現状についても考えさせられる内容となっており、日本のオリンピック委員会や競技団体のみなさんにもぜひ見てほしいなぁと思いました。

と、難しいことを書きましたが、このようなテーマをとにかく楽しく描くことに成功した作品で、肩がこるどころか肩のこりがとれることうけあいです。

リズムを感じろ!

みなさんも始まって5分で彼らを好きになるでしょう。難しいことは考えずにとにかく楽しんでください。そして、感動の「フィニッシュ」がみなさんを待っています。(井上 宣)