知っているようで知らない野球の背番号|SPORTS×TOPICS

団体競技の選手がつける背番号にまつわる話ですが、諸説ある中で野球に絞ってみました。

野球発祥の地は言わずと知れたアメリカ。イギリスのクリケットがアメリカで変化したともいわれていますが、世界最初の試合が行われたのは1846年ニュージャージー州。

日本に伝わったのは文明開化真っ最中の1872年(明治5年)にアメリカ人宣教師ホーレス・ウイルソンが東京開成学校で学生に教えたのが最初と言われいます。以来100年以上の歴史がある訳ですが、選手の背中に背番号が入るようになったのは意外ともっと後のこと。

背番号の導入は? 当初はいたってシンプル?

アメリカでは1929年ニューヨーク・ヤンキースが観客席から選手を見分けやすくする為に採用したのが始まり。

当時は打順がそのまま番号となる、いたってシンプルな方法だったそうです。因みにホームラン王・べーブルースは3番を打っていたので「3」、安打王ルー・ゲーリックは4番を打っていたので「4」を着けていました。

一方、日本では1931年の第1回日米野球大会が最初で、当時は漢数字が使われ契約順や名前の順(いろは)で決められていました。その後戦争中の1944年の1年間は背番号使用が禁じられた年もありましたが戦後復活して現在に至っています。

日本で背番号3といえばミスタープロ野球・長嶋茂雄、背番号1といえば世界のホームラン王・王貞治。18は各球団エースクラスがつけている背番号ですが、堀内恒夫・藤田元司・桑田真澄(以上・巨人)・前田健太(広島)・田中将大(楽天)・松阪大輔(西武)を見れば確かに実績がある選手ばかり。

歌舞伎で得意とする演目を「歌舞伎十八番」(おはこ)ということから野球界で一番秀でている選手だから「18」をつけるとの説もあります。

背番号に原則はあるの?

主力選手・レギュラー選手・スター選手は概ね一桁の1~9が多い。その他の番号では松井秀樹(55 巨人→ヤンキース)イチロー選手(51 オリックス→マリナーズ他)は特異な例かも。

最近は三桁の選手もいますが、これは「育成選手」などが、0番の選手もいますが「心機一転」を図る選手が着ける例が多いです。

一方、アマチュア野球(大学)では、1~9番は内野手、守備位置に順じた番号、10番は主力か主将ないし控えの番号。11~19番 はピッチャー、20~29番は外野手、30番は監督、40.50.51はコーチ。

ちなみに高校・中学では1番はエースピッチャー、1~9番守備位置に順じた番号となっています。こうして見ると背番号にもいろいろ面白い話があるものですね。

〈参考〉公益財団法人野球殿堂博物館ウェブサイト/手束仁 『プロ野球「背番号」雑学読本』イースト・プレス(2015年)

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