日本一低い山「日和山」(仙台蒲生)等を歩く|ウォーキング日本縦断〈153〉

仙台市宮城野区蒲生は仙台港の南側に位置し、2011年3月11日東日本大震災の津波が襲いました。蒲生の中心地にあった中野小学校屋上に児童・地域住民を含む600人以上が避難し全員が救助されました。

現在蒲生地区は非居住地となり同小学校は閉校となり跡地は震災の犠牲者追悼の場「なかの伝承の丘」として整備されています。

一昨年までバス等の交通手段がなくウォーキングも計画できないでおりましたが、現在は仙台駅前からバス直通で「なかの伝承の丘」まで行くことができます。

「なかの伝承の丘」バス停からスタートで「蒲生干潟・日和山コース」を歩きました。バス停の前には2023年に運転を開始した「杜の都バイオマス発電所」の建物があり、太平洋に面した海辺にある発電所として目を引きます。

豊かな干潟とともに、かつてこの地域には4つの町内からなる町と暮らしがあったことが偲ばれます。

スタートしてすぐ「なかの伝承の丘」に登り犠牲者への追悼の鐘を鳴らし、近くの「蒲生地蔵尊碑」から七北田川堤防に上がり「蒲生干潟・日和山」に向かって河口方面に進み「日和山」に到着。

震災までは6・05mの「日和山」は大阪天保山4・5m(大阪湊区)に次いで2番目の山でしたが、震災で山が削られ3mとなり、国土地理院から日本一低い山と認定されました。「日和山」の海側一帯の「蒲生干潟」は震災で被害にあいましたが、現在は地域の皆さんの努力と自然の力で復旧しつつあります。

つづいて日本一長い「貞山運河」(総延長49㎞)の近くに立つ、津波に耐えたクロ松を通り、兵庫県高砂市から寄進された「高砂神社」を参拝。

「蒲生なかの郷愁館」で蒲生中野地区の移り変わりの展示を見学し、つづいて「和田織部跡コース」の和田の松、和田織部館跡、追分地蔵尊を巡りスタート地点のバス停まで戻ります。コースは平坦で震災前の日々の生活の跡はすっかりなくなっていました。

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