ザ・ウォーク|スポーツは映画とともに

2015年製作/123分/G/アメリカ 原題:The Walk 監督:ロバート・ゼメキス 主演:ジョセフ・ゴードン=レビット

ご法度の先に宿る人生の豊かさを描く、常識を破る「ウォーキング」映画

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映画には「社会的にはご法度」な行動や無謀な計画のなかに、見る者をリフレッシュさせ新たな思想や人生の希望を描く作品がある。今回は「ウォーキング」という行為を通じて常識を打破する光景を描き、日常に新しい視点を与えてくれる二作品を紹介する。

ザ・ウォーク

あらすじ

1973年のパリに住む、大道芸人のフィリップ。ある日、ニューヨークで世界一の高層ビル、ワールド・トレード・センターが建設中であるというニュースを目にした彼はこれに衝撃を受け、そのツインタワー間にワイヤーを張って綱渡りするという夢への挑戦を決意する。それは命綱なし、地上411mで行う決死の計画。恋人らに協力を求め、彼は厳しい警備をかいくぐって最上階へ潜入、機材の搬入に成功するが…。

ポイント

かつて世界一の高さを誇る旧ワールドトレードセンターでの命がけの綱渡りに挑んだ、大道芸人フィリップ・プティの実話を迫力の映像で描いたドラマ。彼の行動は無謀な犯罪行為であるが、高空のワイヤー上で彼が見た光景は、誰の手も届かない唯一無二の絶景。この光景は、ただ「歩く」という行為が現実の壁を突き破り、新たな思想や経験を生み出すもとにもなる。人間の無限の可能性と、芸術への情熱を感じられる作品だ。

2015年製作/123分/G/アメリカ
原題:The Walk
監督:ロバート・ゼメキス
主演:ジョセフ・ゴードン=レビット

「スポーツのひろば」2026年7・8月号より

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