
小田 凱人 (著)
KADOKAWA 2024年
1,500円+税 192ページ
夢を叶える原動力はどこから?
2024年パリパラリンピックで金メダリストとなり、史上最年少で生涯ゴールデンスラムを成し遂げた車いすプロテニスプレイヤー・小田凱人選手。今や日本を、いや世界を代表する車いすテニスプレイヤー。
小田選手は小学校3年生(9歳)の時に患った骨のガン=骨肉腫が判明するまではプロサッカー選手を夢みていたサッカー少年。しかしながら、サッカーができなくなるとの宣告を受けた際に担当医者からアドバイスされた「車いすをやってみないか?」と言われ「かっこいい! 車いすテニスで世界一になりたい」と方針転換。どこまでもポジティブな思考には驚かされる。
普通の精神状態であればガン宣告を受け、今までできていたことができなくなるとなったら、ふさぎこむか、将来の自分の姿が想像できなくなることだろう。しかし、小田選手はあくまでも前向きな思考=逆転思考を取る。その原動力は、家族であり、友人であり、彼を取り巻く関係者と彼は言う。
さらに勝つことにとことんこだわる。しかし単純な「勝利至上主義」ではない。テニスは相手があって初めてできるスポーツ、対戦相手を常に「リスペクト」する必要がある、つまり全力でプレイすることが相手をリスペクトすることにつながると主張する。
車いすテニスに入るきっかけを作ってくれた国枝慎吾選手に対しても「絶対に倒すべき相手であり、どんどん強くしてくれる存在」と同時に「憧れ」は捨てていない。「夢中」という言葉が大すき」「夢から覚めちゃいけない」「いくつになってもロマンと野望と情熱を持ち、自分を信じ続けてほしい!」熱いメッセージが満載!
テニスに限らず、今取り組んでいるスポーツで伸び悩んでいる人にも進むべき逆転発想を示してくれるそんな力強いフレーズが満載の一冊。
