スポーツ中に倒れる人が増えている!? 運動中の突然死を防ぐには〈1〉

構成=編集部 イラスト=いわいえみ


日々元気に過ごしていた人が、スポーツをしている時に突然倒れる、そんな悲劇が毎年どこかで発生しています。世界的ベストセラー『奇蹟のランニング』を出版し、80年代のアメリカでジョギング健康法ブームの火付け役となったジム・フィックス(52歳)は、皮肉にもジョギング中に突然死に襲われました。

1986年、女子実業団バレーボールの試合で、フロー・ハイマン選手(32歳)が突然倒れ、2日後に死亡しました。この事件については、すぐに救命措置を行わなかったことに対して、海外からも多くの批判を受けました。

2002年、カナダ大使館でスカッシュをしていた高円宮殿下(47歳)が心室細動を起こして帰らぬ人となり、日本中がショックを受けました。

2011年、サッカーの松田直樹選手が練習中に倒れ、34歳の若さで急死するというニュースは、スポーツ界に大きな衝撃をもたらしました。

健康に良いとされるはずのスポーツで、なぜこのような突然死が起きてしまうのでしょうか。その原因を探るとともに、突然死を防ぐ方法について考えてみましょう。

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「スポーツのひろば」2012年12月号より