スポーツをする人のための腰痛対策〈4〉

日常の姿勢が原因の腰痛と対策

現代の日常生活にデスクワークはつきものです。スポーツマンでもデータの整理や、練習や試合のお知らせなど、デスクワークやパソコン作業は避けられません。

仕事をしていなくても椅子に掛けている時間は長いのではありませんか? 机やテーブルの前で作業しているとき、テレビを見ているときの自分の姿勢を考えてみてください。

もし上の図のように前かがみになって背中が丸くなっていたら、すでに腰が痛いか、遠からず腰痛になります。最初は筋肉の疲れや筋膜のよじれぐらいですが、ひどくなると椎間板に異常が出てきます。

椎間板は繊維状の軟骨からなるドーナツ型の組織です。その内側にゼリー状の髄核が収まっていて、身体を動かしたときの衝撃を吸収する役割をしています。前かがみで背中が丸い姿勢を長時間続けると、髄核が変形して後ろへずれ、ひどくなると神経を圧迫し、ギクッという耐えられない痛みになります(図5)。

前かがみの姿勢から起きる腰痛を改善する、立ったままできる体操が「これだけ体操」です(図6)。両足を肩幅くらいに開き、膝を曲げないようにして、息を吐きながら上体をできるだけ反らします。この姿勢を3秒間保持します。腰痛の回復にも、予防のためにも、この「これだけ体操」を日に数回やってみましょう。