スポーツをする人のための腰痛対策〈2〉

スポーツ後の疲労と腰痛対策

スポーツの後で腰回りや背中の下の方が「重い」「痛い」「だるい」、固くパンパンに張っているということはありませんか? スポーツの直後よりも翌日・翌々日になって感じることもあります。

肩こりと同じように、腰回り・お尻周りに疲労が溜まって、筋肉が凝り固まって不快になります。筋肉や筋膜(筋肉をつつんでいる膜)が原因の腰痛を、筋筋膜性腰痛と言います。疲労が原因の筋筋膜性腰痛は、マッサージをして血流を良くしてやると楽になります。風呂に入って体を温めてから、マッサージするとさらに効果的です。

マッサージは手でもむだけでなく、テニスボールと自分の体重を使ってほぐすと、効率よくほぐすことができます。テニスボールを2〜4個、厚手の靴下にキッチリと入れて端を縛り、背骨の両側にあてます。マッサージの強さは体重のかけ方を調整しながら、ゴロゴロと動かして筋肉をほぐします(図2)。背中だけでなく、お尻周りに痛みやこりがあるときは、そこを同じようにほぐしましょう。

しかし、マッサージをする前にもっと大事なことがあります。それは疲れを溜めないこと、腰痛を含めて疲労を残さないためには、なんと言ってもスポーツ後のクールダウンを確実に実行することです。

試合や練習が終わった後で、すぐビールを飲みに行くのは最悪です。スポーツの種目によって違いはあるでしょうが、その種目に相応しいクールダウンを行って、疲れを翌日に持ち越さないようにしましょう。